アンティークとミニマリズムの融合
こんばんは!
最近「和」にはまっていると書きましたので
「和」繋がりで・・・
半月程前に作りましたお手玉と吊るし雛のパーツです。
お手玉は昔祖母が作ってくれて懐かしく、どうしても作りたくなりました。
縮緬生地のはぎれのアソートが売っていたので
好みの色柄の入っているものを購入し、作りました。
今はすでに5個出来上がり、帯生地で巾着も作っていれて飾ってあります。
赤いひらひらの巾着のようなものは、吊るし雛というもので、
昔お雛様は大変高価な時代、裕福なお嬢様しか持てなかったようで
女の子が産まれると母親や祖母や近所の人が一つ一つ手作りし、
たくさん作って高いところから吊るせるようにして飾ったお雛様だそうです。
こちらは手作りキットでお値段もお手頃、作りたかった私は早速購入して作ってみました。
一針一針縫うこちらの人形は大変時間がかかり、
優雅で贅沢な時間の使い方をしていると思わせてくれています。
お人形の一つ一つに意味があり、こちらは「巾着」で、
お金に困らないように、との事です。
その他に着物のキットを作り、昨日また新たにオシドリと亀を買ってきてしまいました。(;^ω^)
今年の桃の節句には吊るして飾ってみようと思います。
お人形のキットには古布(こふ)が使われており、
何ともいえない懐かしさを醸し出しております。
大事に大事に祖母から母、更には娘に受け継がれてきたかもしれない布。
昔祖母が作ってくれたお手玉も、着物の残りだったような気がします。
彼女は呉服の仕立ても内職でやっておりましたので、お手の物だったようです。
あれこれいらない、必要ない、目障りだと断捨離を続けてきましたが、
古布で和むとは不思議です。
きっと、子供の頃かわいがってくれた祖母を思い出すからなのかもしれません。
それに、絹は天然素材。
やはり天然のものは和みます。
欧米に追い付け、追い越せと真似してきた日本人。
畳の部屋がある家に住みながら、ダイニングテーブルがあったり
シャンデリアがあったり、和洋折衷で片付きませんよね。
昔の日本は畳の部屋で床の間があり、他は和ダンスぐらいであまりありませんでした。
素晴らしきジャポニズム、昔の日本人はミニマムだったのです。
そんな素晴らしい祖先のDNAを受け継いでおきながら
モノの存在に四苦八苦。
さぞご先祖さまは考えていなかったでしょうね。